メッセージ | 阪神救助犬協会|捜索災害救助犬育成・派遣・訓練活動

メッセージ

捜索災害救助犬を育てようと思ったわけ


 小さい頃から犬が大好きで、常に犬と一緒に生きてきました。彼らに少しでも健康で長生きして欲しくて、市販のドッグフードの成分を調べたり、手作り食のセミナーに参加したり、訓練する立場として、ヨーロッパへ勉強にも行きました。

 この大好きな犬達と何か世の中の役に立つことができないかと考えていたさなか、阪神淡路大震災が起きました。この時スイスから救助活動をする犬達(もちろんパートナーのハンドラーも)が瓦礫の中で捜索していたのを目にしました。これが捜索災害救助犬を育てようと思ったきっかけでした。

 日本で起きた災害なのに、捜索しているのは海外のチーム…何故なのか?
理由のひとつは、捜索災害救助犬の数です。海外ではボランティアの方々つまり、一般家庭で自分の犬を訓練しているんです。犬種も様々です。

 日本は世界でもまれに見る地震大国です。台風による被害も多い国です。そんな国だからこそ、災害が起きた時に備えて地域に密着して、活躍できる犬を育てる事が必要ではないでしょうか。

 捜索災害救助犬は、瓦礫に埋もれ苦しむ命を発見し私たちに伝えます。

 そして、次のステップとして、瓦礫から尊い命を救いだし、適切なアドバイスと加療を施すことによって一つの命を救うことができるのです。

 未曾有の大規模災害の折りには、行政、警察等の公共団体や民間、地域のそれぞれが連携し、一刻も早く被災者の救済、支援にあたらなければなりません。

 皆様に少しでも、私達の活動を知っていただいて、ご理解ご協力いただければ幸いです。

自然災害はいつ発生するかわかりません。

 そんな予測不可能な事態に備え、捜索災害救助犬の資質、レベルを維持するために」は、毎日の鍛錬、訓練が不可欠です。

 有事の際の連携にかかる格段のご配慮とご協力をお願い申し上げます。

日本における災害救助犬の現状

日本において捜索災害救助犬の認知度は、欧米諸国に比べてまだまだ低いのが現状です。
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認知向上と普及のため、各種防災訓練やイベントへの参加も積極的に実施しています。
その他、わんわんパトロール活動やセラピードッグ育成・派遣を通じて、地域の安全性の向上や交流支援活動を行っています。

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