捜索災害救助犬は、瓦礫に埋もれ苦しむ命を発見し私たちに伝えます。
そして、次のステップとして、瓦礫から尊い命を救いだし、適切なアドバイスと加療を施すことによって一つの命を救うことができるのです。
未曾有の大規模災害の折りには、行政、警察等の公共団体や民間、地域のそれぞれが連携し、一刻も早く被災者の救済、支援にあたらなければなりません。
「グーッツ。グーッツ。ステファン。グーッツ」
瓦礫の中から人を見つけることができたら、しっかりほめてあげるんです。
犬達の本能みたいなものをうまく引き出して伸ばしてあげる。これを目々続けることによって、いざというときに、活躍できるように準備しています。
実際に災害となれば、騒然とした中での捜索になりますから、それにも対応できるように、わざと人ごみの中を歩いたり、建物が倒壊した状態では街の風景も違ってきますから、毎日なるべくいろんなところを歩いて、さまざまな有事のシチュエーションを想定して訓練を行っています。